つるバラは、春1回だけ咲く一季咲きがほとんどです。春一斉に開花した後、生長期に入り新しい枝(シュートという)を次々に伸ばし、そのシュートに翌春花を咲かせます。長くたくましいシュートを伸ばし、年一回の開花なので、外のバラとは剪定の時期や方法が異なります。簡単にその要領を説明します。
今春開花後伸び出した枝(シュート)は、支柱などを添えて真っ直ぐ伸ばしておく(春からの手入れ)。生長ホルモンの分散を避け、大きな花を咲かせるためにはできるだけ真っ直ぐ伸ばす。
シュートが育ち、数が多くなったら、春花が咲いた枝や昨年のシュートは、少しずつ切り落として整理する。(常時心がけて切除)
昨年の古いシュートの途中から、新しいシュートが伸びて2m以上になったら、その先の古いシュートを切り落とし、今年伸びたシュートだけにできれば理想的。つるバラは樹性が強いので、早めの切除が効果的。
関東以南では、12月〜1月頃、真っ直ぐ伸ばしたシュートを横に倒したり、ポールに巻きつける(誘引という)。枝を横にすると、生長ホルモンが各芽に分散して、たくさん花が咲く。真っ直ぐだと先端だけに少し咲く。
誘引が終了したら、シュートの先端を20cm〜30cm、芽の先15mmほどの位置で切る(剪定という)。
シュートの本数が少ない時は、春花が咲いた枝も残し、2〜3芽ぐらい残して切る。(翌春また花が咲く)
長く伸びすぎたシュートは適当なところでカットする。
11月頃の樹形
(支柱や葉などは省略)
誘引、剪定後の樹形
(フェンス、支柱などは省略)
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